個性的な古民家活用事例まとめ
古民家と聞くとどのようなイメージをしますか?
木の家、木枠の窓、縁側など昔ながらのその佇まいはとても魅力的ですが、長い間かけて建物に残してきた歴史や住んできた人たちの思いが詰まっている場所であるということも忘れてはなりません。空き家になる古民家が増えていますが、魅力ある古民家を残していきたいという活動も増えてきています。
今回は古民家活用の参考になるような事例をご紹介したいと思います。
まずは、日本全国の古民家を紹介するWEBサイトです。
COMINCA TIMES
日本全国の古民家を活用した取り組みを紹介する情報サイトです。申請すれば記事は古民家に関わる人ならだけでも書けるので、古民家をテーマとした活動をしている人の紹介の場としてインフラになりつつあります。ぜひ活用したい情報サイトです。
次に、古民家を使って個性的な活動をしているところをご紹介します。
島小屋(香川県香川郡)
(画像引用元:島小屋)
アートの島、直島にある「ねどこ」。古民家の中にテントを張って宿泊する。家の中でテントを張るというのはなかなか経験しない体験ができる場所です。運営者のかた曰くアートの島の直島だから島民も受け入れてくれるし、訪れる人も特別な体験を求めてくるとのこと。
HAGISO(東京都台東区)
(画像引用元:HAGISO)
東京藝術大学の学生によるアトリエ兼シェアハウスだった建物を改装して作られた、カフェ・ギャラリー・オフィスを有する施設。特に面白いのはアーティストとのコラボレーションをしたイベントを多数行っていることです。例えば期間限定のパフォーマンスメニューを用意し、注文されたパフォーマンスをカフェの中で演じる「HAGISOパフォーマンスカフェ」を行っています(写真参照)
セコリ荘(東京都中央区)
(画像引用元:Secori Gallery)
月島にある築90年の古民家を、半年間かけてリノベーションした施設です。昼間はカフェ、夜はおでん屋を開いていました。また、生地素材の展示やコーディネート、染めワークショップなどを実施しファッション関係者が多く集まる場となりました。2015年3月15日をもって家主が旅に出るため長期休止となります。旅の経過はセコリ百景にて発信していくそうです。
これから古民家を使って様々なプロジェクトが各地で起きていくと思いますので、随時ご紹介していきたいと思います。