チイキヅクリノート

これからの地域づくりを考えるブログ

空き家をもらって東京脱出って本当?

荻窪の6次元で開催されたトークイベント

「0円で空き家をもらって東京脱出!ナイト」に参加してきました。

 

http://instagram.com/p/zR4gCtye2O/

荻窪にあるブックカフェ6次元

 

ユニークなカフェで毎晩のように様々なイベントが開催されています。

以前から気になりつつ、訪問する機会がなかったのですが、
たまたまラジオでトークイベントの情報を知り、参加してきました。

https://instagram.com/p/zR5bQLye3P/

6次元の店内

 

激しい超満員でビックリ。終始立ち見でのトークイベント参加でした。

 

ゲストは漫画家の「つるけんたろう」さん。
元々、東京の国立(くにたち)にお住まいだったようですが、
思い切って、尾道へ。

空き家問題は最近メディアをはじめ様々なところで話題となりますが、
尾道ではNPO法人尾道空き家再生プロジェクトが主体となり
空き家再生に取り組まれています。

まさに、空き家再生の先進地域とでもいうのでしょうか。

 

 

当日の参加者の多くが疑問に思っていたのは、
地方に行きたいが、仕事はどうするのか、という点。

つるさんのお話では、漫画家としての生業は少なく、
尾道で必要とされるスキルを現地で身につけて行き、
それが仕事になっているということ。
たとえば、今では左官として壁を塗ったりするのはお手のものだそうです。

誰かに必要とされれば、新しいことにもどんどんチャレンジし、
それが自分の職能として付加されていく感じでしょうか。

他人から必要とされることと、自分ができることの交わり(=しごと)を
増やしていくため、過去にとらわれない柔軟さが、
地方で生活する上でとっても大事なんだと感じました。

 

もう一つ、印象的だったのは、タイトルにある「東京脱出」は、
東京がダメで地方がイイ、ということではないこと。

東京には東京の、地方には地方の、それぞれいい所があり、
個々人が生活の中でうまく付き合っていくことが重要。

 

熱気溢れるカフェで、参加者の皆さんも
地方での生活に妄想が広がっているようでした。